企業にとってなぜ経営理念が必要かということについて論じてみたい。このテーマは企業が「法人」という人格を有していることからもわかるように、自然人である個人誰もが考える「何のために生きているのか?」という根源的問い掛けと同じである。
問題1
「なぜ自分(自社)はこの世に生まれ存在しているのか?」
答え
「それは自分(自社)が幸せになるためである。」
問題2
「では自分(自社)が幸せと感じるためには何が必要か?」
答え
「これは
1 他者(社)との関わりが深いほど
2 他者(社)のために自分(自社)が役に立つほど
3 1、2の結果として自分(自社)が認められるほど 幸せ度は増すのである。」
つまり自分(自社)がこの世に生まれ幸せを感じながら活動するためには、自分(自社)が何者かを他者(社)に理解してもらい認められなければならない。
そのために経営理念を制定し外部に表明することで、自分(自社)が何者であるか、何を目的として存在しているのか他者(社)に理解し認めてもらう必要がある。
従って経営理念とは必ず社会、社員、お客様の幸せに貢献することを普遍的基礎とし制定しなければ他者(社)から認められるはずがないのである。
文責:髙田成郎